告白(2010年・東宝)
今は昔、告白はその人にとって終わりであっても、聞かされた方は始まりである事が多いのであまりいい語感を持っていない筆者です。
どちらかと言うとこれまで明るい目のキャラクターを演じてこられた主演の松たかこさんが新境地を開拓されたのかなと興味が持って観に行った作品がコレ。
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娘を殺された中学校教師が生徒を相手に真相に迫っていくミステリー。
あらすじ
とある中学校の1年B組、終業式後の雑然としたホームルームで、教壇に立つ担任の森口悠子(松たか子)が静かに語り出す。
「わたしは、シングルマザーです。わたしの娘は、死にました。警察は、事故死と判断しました。でも事故死ではありません。このクラスの生徒に殺されたんです」
一瞬にして静まりかえる教室内。この衝撃的な告白から、物語は幕を開けた。
感想など
人間の見えない「心」や「顔」の「闇」を白日に晒す事を描いた内容なので、感情的に共感しにくいところがあるのですが、話を章毎に分けてわかりやすく進めているので本のページをめくるように期待感がふくらみます。
子どもがいる身としては、なんだか親子の描写が薄く、またそれが主人公の狂気を演出できてるのかな?
最後、どう落としどころをつけるのだろう?想像した通りでも無くても、次の展開を待ちわびせる演出も秀逸。
ちょっとしたミステリーハウスに入る感じの心構えで観てみると心臓には悪くないかも。
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