筆者は「まあじゃんほうろうき」以来西原ファンだ。

彼女の作品は「無頼派」と「叙情性」パターンがあり、「本当に同じ作家が書いたの?」と思うくらい極端に違う作風になるが筆者は断然「無頼派」好みである。

だがどちらも読み込んでいくと、同じ筆者が書いたものだと感じる事が出来る。

狂犬のように世間に噛みつくが、何故か愛される。そして弱い者に滅法優しい。

似たような路線を歩もうとした作家もいたようだが読み比べると本物と偽物の才能(人間性)をまざまざと見せつけられる。

筆者の尊敬する文学界最高のエンターティナーの一人だ。

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さて「ダーリンは70歳」、西原無頼派作品は基本的に話を「大盛」だと信じたい。※そうでないと高須先生の立場が・・・。

亡夫鴨志田譲氏を看取り子育てに奮闘かと思っていたら高須さんと交際宣言!

「色々な意味で生活力凄いな」と思っていた何年後かにこの本の出版。

読むまでは「二人の生活を面白おかしく描いているのだろな。」もちろんその期待は微塵も裏切らない。

ただし、やはり西原画伯はやってくれる。

哲学的な言葉や思想はいらない。「二人でいたい」ただそれだけ。

筆者と同じ様に人生折り返し過ぎた人に読んでもらいたい一冊。

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