筆者の事か「孤独のグルメ」(久住昌之・谷口ジロー)
今は昔、ただおいしいものを食べたいだけなのですが周りに言わせるとグルメらしい筆者です。
「読んでから食べるか、食べてから読むか。それが問題だ。」
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あらすじ
主人公の井之頭五郎が、仕事の合間に立ち寄った店(高級料理屋などではなく、大衆食堂のような店がほとんど)で食事をする様を描いたグルメ漫画。料理の薀蓄を述べるのではなく、ひたすらに主人公の中年男の食事シーンと心理描写を綴っているのが特徴。ドラマティックな展開などは少なく、あたかもドキュメンタリーのごとく淡々とストーリーが流れていく。
感想など
テレビドラマ化されて一気に話題になっていますが、初版は1997年と15年以上前の作品なのですよね。
毎度、コアな本を「これ誰も知らないけど面白いよ」って薦めていたものが、話題になってうれしくもあり、せつなくもあり。
漫画の内容は主人公が食事にありついて食べ終わるまでを淡々と描いているだけなのですが、なぜか一緒に食べに行きたくなる。そんな漫画です。
主役の井之頭五郎、テレビ版の松重豊さんは漫画の実写化のお約束ごとく、少しイメージが違うのでテレビから入った人は別物として心得てもらったほうがいいかも。
テレビ版では、主人公が雑貨商であることを比較的話の中にかもしだしていましたが、漫画版では雑貨商の設定の意図は?って尋ねたいくらい読み終えるまで食事にひかれたのと同じくらいの疑問でした。
ご一読あれ。
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