今は昔、アルバイト先の水産売場で鰻を販売してから、この歳になってまた間接的に鰻と関わるとは思ってもみなかった筆者です。

「孤独の紀行」(大阪~神奈川県編)にて購入したお土産?(ブログネタ)の一つがコレ。

うなぎパイに「V.S.O.P」があることは結構しられていない。

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夜のお菓子として有名な「うなぎパイ」

筆者が若かりし頃、静岡出身の先輩から聞いたのは静岡県下のファッションホテルにはベットの側に必ず二枚置いてあり。「これを食べて励んで下さい。」のホテルからのエールとの事。

キャッチフレーズの由来をwikipediaで調べる限り、先輩に担がれたか都市伝説か。そのような場所へ足を運ぶ機会もなく真実は闇の中だ。

うなぎパイは「夜のお菓子」というキャッチフレーズでも知られているが、これはもともと、出張や旅行のお土産として家庭に買って帰ったその夜(晩)に「一家だんらんのひとときを『うなぎパイ』で過ごしてほしい」との願いを込めて当時の社長が考案したものであり、現在巷間で広く流布しているような“精力増強”といったニュアンスは全くなかった。

このようなイメージが広まった理由として同社は、うなぎパイの発売開始当時浜松は高度経済成長期下で夜の繁華街がとても賑わっており、そのような繁華街を歩いているときに「このキャッチフレーズを目にしたお客様で、精力増強のうなぎと結びつけてあらぬ解釈をしてしまった人も多かった」のではないかと推測している。

もっとも、結果的に当初の意図とは全く違った形で定着したイメージをあえて否定するつもりもなかったようで、製品のパッケージデザインを変更する際に「いっそのこと『夜のお菓子』というフレーズにふさわしく、マムシドリンクの赤と黒と黄色に切り替えよう」と考えるなど、そのイメージを積極的に活用した販売戦略に出ようとした形跡も窺える。

ちなみに、現在のうなぎパイのパッケージは赤を基調としたデザインとなっている。なお、パイの原材料にはニンニクも入っている。

「V.S.O.P」のパッケージには「真夜中のお菓子」と更に深夜対応の文言からみると狙っているとしか思えないのだが・・・。

パッケージも中身も「V.S.O.P」!

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筆者が幼い頃、大人たちはビールと言えばキリンラガー、次は洋酒と言う流れが流行りであったように思う。その中でブランデーはもう一つグレードが高いのかCMの影響か「今日はV.S.O.Pでも空けようか」みたいなセリフを父親が喜ばしそうに言っていた記憶があるが、下戸の筆者にはピンとこないがV.S.O.Pはもう一つハイグレードなのだろう。

お子様にも「V.S.O.P」!

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成分表には「ブランデー」表記があるがチョコレートボンボンとは違い焼き菓子がゆえにアルコール分は飛ばしているのであろう。アルコール表記はなかった。

小麦などのアレルギーがなければお子様にも安心のお菓子だ。

筆者は正直、ブランデーのほのかな香りはわからなかったが、サイズアップによる食べ応え、ちりばめられているマカダミアの風味。何より「V.S.O.P」の響きとパッケージに人知れぬ満足感を得た。


お値段もノーマルうなぎパイと比較すればお高めであるが、知人へのお土産などには喜ばれる一品ではないだろうか。

【春華堂サイト】